【例文あり】職務経歴書の職務要約とは?書き方は?採用担当者を惹きつけるポイントを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/02/16

職務経歴書

【例文あり】職務経歴書の職務要約とは?書き方は?採用担当者を惹きつけるポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 職務要約とは、応募者の第一印象が決まる重要な項目。採用担当者が職務経歴書を最後まで読むかどうかの判断基準になる。
  • 記載できる分量が限られているため冗長な文章は避け、具体的な数字を用いて簡潔に述べることが大切。企業と関連性を持たせるとなおよい。
  • 職務要約は職種ごとに伝えるべきポイントが異なる。採用担当者の心をつかむためには、転職エージェントの活用でブラッシュアップを図るのも手段の一つ。

職務要約は一般的に職務経歴書の冒頭に書かれるため、採用担当者が真っ先に目を通す項目です。最後まで職務経歴書を読んでもらえるかどうかは職務要約にかかっているといっても過言ではありません。

この記事では、職務経歴書に職務要約を書く意味や目的、そして職務要約をどのように書けば良いのかについてご紹介します。職種ごとの具体的な例文もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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職務経歴書の「職務要約」とは?書く意味や目的について

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まずは、職務要約を書く意味や目的について解説します。

「職務要約」は要点を簡潔にまとめたもの

職務要約とは、職務経歴書の冒頭に記載するもので、その後に続く職務経歴書の要点を簡潔にまとめたものです。

採用担当者は日々多くの職務経歴書に目を通さなければならないため、多くの場合は、この職務要約を読んだうえで詳しい職務経歴書を読むべきかを判断しています。つまり、職務要約を充実させることは採用の可能性を高める大きな要素であるということです。

採用担当者の興味を一気に引き寄せるため

職務要約の一番の目的は「つかみ」です。職務経歴書で最初に目をとおす職務要約によって、応募者の第一印象は左右されます。

職務要約によって、「この人はうちの企業にとって役に立ちそうだ」「この人であれば入社後、これまでにない働きをしてくれそうだ」といった興味を持たせることができれば、職務経歴書を詳しく読んでもらえるのです。

面接での応対を有利に運べる可能性がある

書類選考にとおって、いざ面接という場においても、採用担当者は短時間で相手のことを知りたがっています。そのため、面接で聞きたい質問を考える際に、職務要約の内容を利用するケースも珍しくはありません。

それを見越して、自分が面接で聞いてほしいことを職務要約に入れ込んでおけば、面接でも受け答えをスムーズに行えるでしょう。

職務経歴書の職務要約を書く前に準備すべきこと

職務経歴書を作成する際、職務要約をいきなり書きはじめることは難しく、準備が必要です。ここでは職務要約を書く前に必要な準備を解説します。

実績やスキルの棚卸しを行う

前職で携わったプロジェクトやそこで担当した業務など、実績やスキルの棚卸しを行います。受賞歴や表彰歴などもピックアップしてください。

今までの自身のキャリアを洗い出しておく

キャリアに関しては、履歴書に記載するような勤務先の履歴だけでなく、職種や担当業務についても洗い出しておきましょう。

応募企業ごとのアピールポイントをまとめておく

応募先のニーズに合致する部分を見つけ出すことが、魅力的な職務要約を作成するコツです。キャリアやスキルを見つめ直し、判断できるアピールポイントが洗い出せたら、応募企業ごとにアピールポイントをまとめましょう。

職務経歴書の職務要約作成のポイントや注意点

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ここからは、採用担当者にわかりやすく伝わりやすい職務要約を作成するため、意識するべきポイントや注意点を見ていきましょう。

3〜4行程度で簡潔にまとめる

職務要約は、一読できるよう3行〜4行、200文字〜250文字程度にまとめます。だらだらとした長い文章では、最後まで読んでもらえないばかりではなく、「自分の意図を簡潔に伝えられない人なのでは」など、プレゼンテーション能力が低いという評価をされてしまうかもしれません。

事実をベースにして伝える

職務要約の内容は、事実をベースに構成しましょう。自身の思いや意気込みなど、主観的な表現が多くては、客観的な評価のしようがありません。曖昧な表現は避け、より具体的な内容に落とし込みましょう

具体的な数字を記載する

職務要約には多くの情報を入れられません。その分、実績を数値化すればあなたの実績を端的にアピールすることができます。職務要約には、売上実績や目標に対する達成率といった数値化できるものは具体的な数値で表すとよいでしょう

職務経験の長いものを中心に記載する

経験した職種が多岐にわたっていたり、複数の企業に勤めてきた場合は、直近の職歴または職務経験の長いものを中心に記載しましょう。同職種での転職の場合は、職種ごとに実績やスキルをまとめます。

応募する企業やポストに応じた内容

「応募企業のニーズを捉えていること」を職務要約で伝えられれば、採用担当者に効果的なアピールができます。入社後に活躍できる人材を印象づけるために、できる限り応募ポストと関連づけた内容を記載しましょう

とはいえ、経歴に嘘があってはなりません。偽りの経歴を作り上げたり、実績やスキルを誇張したりしないよう注意してください。無理やり関連性を持たせる必要もありませんから、「できるだけ主張する」という姿勢で作成しましょう。

タイプ別・職務要約の書き方

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職務要約といっても、それぞれの状況により記載する内容は異なります。タイプ別に書き方のポイントを見ていきましょう。

初めての転職の場合

転職は今回が初めてという場合はきわめてシンプルです。「現職の企業名と職種」「現職におけるこれまでの実績」を簡潔にまとめましょう。いま、在籍している会社でどのようなことをしてきて、どのような実績を上げたかを分かりやすくアピールすることが大切です。

転職回数が多い場合

転職回数が多い場合、「一貫して同じ職種を経験しているか」「異なる職種を経験してきたか」で、職務経歴書の構成は変わってきます。

・同じ職種での転職が多い場合

転職回数が多い場合、年代順に書いてしまうと職を転々としてきたように思われかねません。そこで、職種を軸にするキャリア式で書いていきましょう。

例えば、経験してきた職種が営業であれば、「営業職として、A社で◯◯を、B社で△△を......」といったように、それぞれの企業での実績をまとめることで、一貫した印象を与えられます。

・異業種間での転職が多い場合

転職によってさまざまな職種を経験してきた人は、ポリシーのない転職を繰り返しているのではないかと採用担当者に思われてしまうかもしれません。

その場合は、マイナスのイメージを払拭するため、年代順ではなくキャリア式でまとめていきます。そのうえで、最も強みとなる職種を掘り下げてください。応募する職種に合わせられればなお効果的です。併せて、仕事に対する自身の姿勢や能力をアピールすることを考えましょう。

フリーター・アルバイト経験のみの場合

アルバイト経験しかないからといって、職務経歴書や職務要約を書けないということはありません。採用担当者は、これまでにどのようなことを身につけ、どのような働き方をしてきたかを知りたいのですから、アルバイト経験は立派な職歴と考えられます。

経験してきた職種とともに、その中で実際に経験してきたことを具体的に書きましょう。アルバイトであったとしても、長期間勤務してきた場合では、社員と同様の仕事をこなしていたかもしれません。そのような面もアピールできれば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

【職種別】職務経歴書の職務要約の例文6

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職務要約には具体的な業務内容も記載するため、職種によって伝えるべきポイントや、強みの盛り込み方は変わってきます。

ここでは、職務要約の書き方について、代表的な職種ごとの例文を揃えました。経歴を簡潔に伝えるほか、数値化された分かりやすい実績例を記載しているので、自身の職務要約の作成に役立ててください。

営業職

営業職の場合は、売上の実績を具体的な数値でアピールしましょう。受賞歴や表彰歴などがあれば社内の賞であっても記載します。

【例文】
▲▲大学を卒業後、EC物流サービスを提供する株式会社○○に入社。営業職として、既存顧客へ向け新規アウトソーシングサービスの利用を提案してまいりました。入社2年目でトップの成績を上げ、3年目には目標を130%達成し社内MVPを受賞しました。

4年目以降はチームを統括する責任者となり、現在は10名の業績管理を担当しています。個人営業力とマネジメント力の双方で御社に貢献したいと思っております。

事務職

事務職の場合はパソコンのスキルなどをなるべく具体的な数値でアピールすることに努めましょう。数値化することが難しい場合は、マニュアル作成などの制作物を具体的に示します。

【例文】
新卒から5年、●●診療所にて医療事務に従事し、医療事務業務全般の経験があります。直近1年は△△科の受付と会計、処方箋発行やカルテの入力業務を担当しています。

1日平均△△人の予約・受付をしており、繁忙期には××人の対応をこなしながら、レセプト業務も行っています。また、作業を細かく分割したマニュアルを作成し、ミスの防止や受付時間短縮などの業務改善に取り組んでいます。

経理職

経理職の場合は、保有スキルに加え、業務で実現したコスト削減の割合を具体的な数値で表します。

【例文】
建設業を主な事業とする株式会社○○の経理部門に入社後、5年間経理業務に従事しています。日商簿記検定1級と建設業経理検定2級を取得するなど、日々スキルアップを図ってまいりました。

会計ソフトへの手入力作業や経理清算といった基本的な業務から、月次・四半期・年次決算などの作成も担当しています。直近2年は管理会計業務に携わり、予算管理や原価管理から前年比約○%のコスト削減を実現しました。

販売・サービス職

販売・サービス業においては、売上実績やマネジメント経験を盛り込めると良いでしょう。

【例文】
●●専門学校を卒業後、洋食チェーン店△△にて4年間勤続しました。入社後1年間は接客や仕込み、調理などの現場業務に携わり、その後は副店長として売上管理や新入社員のマネジメントに従事しました。

さらに、直近2年はメニュー開発やイベント企画に携わり、売上目標達成に向けてリピート率の向上に取り組んでいます。結果として、翌年にはリピーターの年間売上が前年比170%を達成し、会社全体の利益に貢献しました。

エンジニア職

エンジニア職の場合は、携わったプロジェクトやスキルを記載します。プロジェクトマネジメントの経験があれば大きなアピールポイントとなります。チームやプロジェクトメンバーなどの人数を記載することでマネジメントスキルを表現しましょう。

【例文】
2015年から2017年まで、大手企業の開発プロジェクトや飲食店などのWebサイト制作を手掛ける○○株式会社にて、設計・開発・テスト・メンテナンスに携わりました。使用言語は、JavaScript・Ruby・Java・Pythonです。

2018年からはSIerとしてプロジェクトチームの管理を担当しました。2020年には海外事業部へ部署移動し、海外企業との合同プロジェクトの責任者として現在20名のチームを統括しています。

マーケティング職

マーケティングや販促部門の場合は、担当した商品やブランドの売上実績を定量的に表現します。できる限り具体的な数値を盛り込みましょう。

【例文】
▲▲大学を卒業後、○○株式会社のマーケティング部門でマーケティングリサーチや顧客獲得のための商品企画の立案を担当しました。入社2年目からは販売促進業務にも携わり、販促施策の立案や推進、ECサイトの立ち上げ・運用を担当しております。

ターゲットを明確にしたECサイトは特に評判がよく、運用開始から約半年で、年間売上目標の○○万円を達成しました。

職務経歴書を最後まで読んでもらうために職務要約は重要!

職務要約は、職務経歴書の「つかみ」として、採用担当者の興味を引く大事な項目です。職務要約の書き方一つで、評価には大きな差が生まれます。効果的な職務要約を作成するためには、書類添削を得意とする転職エージェントを利用するのがおすすめです。

マイナビエージェントでは、キャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書を添削し、強みを最大限に生かせる書き方をアドバイスいたします。キャリアアドバイザーは企業の求める人材をしっかりと把握していますから、企業ニーズや募集ポストに応じた書類へとブラッシュアップ可能です。

転職のプロによる的確な意見を取り入れ、採用されるための書類を作りたい方は、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。

まとめ

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職務経歴書の冒頭に記載する職務要約には、応募者が企業にとって必要な人材かを大まかに判断する役割があります。ここで採用担当者へ興味を持たせられれば、職務経歴書を最後まで読んでもらえる可能性が高まり、選考通過へも一歩近づくでしょう。

職務要約は簡潔に事実を述べて分かりやすい内容にするほか、企業が求める人材であることを印象づけるのがポイントです。いきなり書き出してしまうと、冗長ではっきりとしない文章になりかねませんので、事前に要点やPRポイントをピックアップしておきましょう。

マイナビエージェントでは、転職のプロが一人ひとりに丁寧な支援を行っています。サポート費はすべて無料。「職務経歴書の書き方に自信がない」「職務要約がうまくまとめられない」と悩んでいる方は、キャリアアドバイザーがしっかりとサポートしますので、お気軽にご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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